第一話
私の管理だけではやりくいので
匠の八女茶を爺名義に変更しました。
キャッシュカードは手元にあるので番号はわかるのですが
どうしても必要になるのが爺名義の通帳です。
ところが爺さん
以前なくした通帳と一緒に
全部で4つ(婆の1つ込み)もどこかへやってしまいわからなくなってます。
いよいよ必要になってきたので仕方なく新しいのを作ってくる話になってたんです。
婆は納得いきません。
だって間違いなく爺に渡したと言うのです。
そこで婆は爺にもう一度探してこいと指令を出しました。
渋々自分の部屋をゴソゴソ探し出した爺・・・
5分過ぎたあたりで部屋から出てきてやっぱりないと言います。
婆は絶対に渡したからあるはず!とご立腹気味。
そう言われた爺も怒り出して「わかったたい!もう一回探してくるたい(怒)」と
再度自分の部屋へ戻りゴソゴソはじめました。
その後しばらくして私が仔猫にミルクをあげてる時に
背後で人の気配がしたもんでゾーっとして振り向きました。
そこには無言で立つ爺さん・・・
なにー!びっくりするやん!ん?どうしたん?
その手に持ってるものはなんですか?
「ん・・・あった・・・」
やっぱりあったかこんちくしょう!
第二話
通帳発見事件の30分後です。
何かを探してウロウロしている目障りな爺がいます。
何かお探しですか?
「上着がない・・・ドコ探してもないっちゃんねー・・・」
ん?今着てるのはなんですか?
「あ!着とった♪」
かなり危険ですよね・・・(-"-;A ...アセアセ